解体工事をする際に、建物に設置していたものなどの所有物(残置物)の撤去や、解体で出た廃材の処理の方法はどうしたらいいのでしょうか。
解体工事をする前にしっかりと確認しておきましょう。
▼残置物は適正に処理しておく
基本的に解体工事を行う前は、建物の中を空っぽにしておくことが環境省から提示されています。
残置物の撤去の方法をいくつかお伝えします。
■リサイクルショップを利用する
家電や
家具であれば、処分するのにもお金がかかってしまいますよね。
処分費用を抑えるために、まだ使えるものであればリサイクルショップに売ってしまうのも1つの方法です。
うまくいけば、お金に変わりますし買取りができないものでも無料で引き取ってくれる可能性もあります。
■知人・友人に譲る
布団など処分するにはかさばるものや、まだ使えるものに関しては知人・友人に譲ってはどうでしょうか。
地域によってはごみ袋が有料だったり、分別が厳しくて捨てるのに手間のかかるものもありますよね。
とにかく売れるか譲れるかを考えてみて、それでも処分するものを決めるとごみ処理の費用も抑えることができます。
■ゴミ区分を確認して適正に処分する
処分すると決めたものは、自治体の規定にしたがって正しく処分しましょう。
解体の際に残置物があり解体業者が処分すると、ゴミ区分が産業廃棄物になる可能性もあります。
余分に処分費用がかかることがあるので、できる限り自分で処理しておきましょう。
▼廃材処理は専門の業者に
基本的に廃材処理は、専門の業者に頼むことになります。
解体工事で出た木くずなどの産業廃棄物は産業廃棄物業などの特別な許可を得た業者でしか処分ができません。
▼まとめ
解体工事の際に残置物が残っていると、処分の費用がかかったり、トラブルの原因にもなりかねません。
解体工事の前には、建物の中にある所有物をしっかりと処分しておきましょう。
廃材処理は信頼できる業者に任せて、安心・安全に解体工事が進められるように準備しておくことが大切です。