テナントとして場所を借りると、その部屋をそのままの状態で使うことができない場合が多く、内装工事などが必要になりますよね。
テナント工事には区分が3つあり、オーナーとの契約をしっかりと確認しておく必要があります。
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テナント工事には3区分がある
テナント側、オーナー側で工事業者を決める権利と、費用の負担がどこにあるかで工事の区分が変わってきます。
工事業者決定権 費用負担
A工事 オーナー オーナー
B工事 オーナー
テナントC工事
テナント テナント■A工事
A工事はすべてオーナー側で進められます。主にビル本体の工事で適用されます。
共用部分で気になる場所があれば、
テナント側からオーナーに申し出をする必要があります。
■B工事
工事業者の決定権だけがオーナーにあり、費用負担だけが
テナント側にあります。
テナントの要望により、オーナーが工事する場合です。
あまり採算を考えずにオーナーが工事業者を決めてしまった場合、工事費用が高くなってしまうことが多いです。
■C工事
工事業者の指定も費用負担も
テナント側にあります。
主に内装などに当てはまります。業者の相
見積もりをして決めることも可能なので、工事費用を安く抑えることが可能です。
▼まとめ
テナントを選ぶ際には、いろいろな条件を比較検討する必要があります。
その際には、工事区分についても確認しておくとよいですね。
テナント工事には3種類の工事区分があります。特にB工事では、オーナー・
テナントが関わる工事になり、トラブルにもつながりやすいので気をつけましょう。