工事を行う場合に建設業許可が必要となるのは?
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2021/10/01
コラム
建設工事を依頼する場合、工事に詳しくない人でも安心して業者を選べるように、建設業許可というものがあります。
ここでは、建設業許可についてのお話をしていきます。
▼建設業許可が必要な工事について
建設業許可とは、個人や法人に関わらず、1件につき500万円以上かかる工事を行う業者が義務づけられているものです。
例外として、建築一式工事では1件の工事請負代金が1,500万円未満の工事や150㎡未満の木造住宅である場合、また、請負代金が500万円未満の工事の場合は「軽微な工事」とされて、建設業許可が不要です。
この建設業許可を取得するためには、次のような要件を満たす必要があります。
・建設業としての経営能力
・工事を行う際の施工能力や技術的経験や資格
・資金力や借入能力が500万円以上ある
▼建設業許可はどうして必要なのか
建設業許可は、法律で定められているということもありますが、他にも必要な理由があります。
それは、建設業というものがとても大切な業務だからです。
建物は長い期間にわたって多くの人が生活し働く場なので、安全性が求められます。
また、施工後にすぐに倒産しない資本があることも大切な条件です。
さまざまな建設業者が一定以上の技術を持って施工を行えるようになることが、依頼者を守ることにもなるため、建設業許可というものが必要になるのです。
▼まとめ
建設業許可は、500万円以上の工事を行う場合、業者が持っていなければならないものです。
適正な工事を行い依頼者を守るために、建設業許可は必要とされています。