解体工事で起きやすいトラブルと予防
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2021/08/15
コラム
解体工事では、工事完了まで周辺とトラブルにならないように進めるのが大前提です。
施主としてトラブルになれば、周辺住民との関係にも大きな影響が出てきます。
これからの生活に支障をきたすかもしれません。
事前に準備をしておけば、トラブルになる前に回避できることも多々あります。
どのようなトラブルが起きるのか、参考にしてみてください。
▼粉塵やホコリなどの飛散
解体工事で、どうしても避けられないのが粉塵やホコリです。
解体している間にどうしても発生し、空中を漂って近隣住民のところまで届いてしまうケースがあります。
▼音や振動
人力で解体していたとしても、音や振動はゼロにできません。
重機を使った作業となれば、かなり発生してしまう問題です。
最近の重機は音の静かなタイプもありますし、慎重に解体して振動も減らせますが、それでもいくらかは出てきます。
工事をする側は、これで気にならないと思うかもしれません。
しかし、生活している側は、ほんのわずかな音や振動でも、普段とは違う状況が生まれるのです。
周辺住民に理解を得るためにも、事前に解体工事を行う旨を説明し、挨拶にまわることが、トラブル予防に欠かせません。
▼業者側の問題でのトラブル
解体工事を行う業者の問題もあります。
依頼する際には、必ず解体許可の認可を受けているか確認しなければいけません。
これは施主の責任です。
認可を受けていない業者が解体工事をすると、違法行為になる可能性が出てきます。
トラブルのレベルでは済まなくなるため、契約を交わす際には必ず確認し問題がないかチェックが必要です。
損害賠償保険へ加入も調べておかなければいけません。
未加入の場合にはトラブルが起きた時に、さらなるトラブルに発展する可能性があるのです。
職人が周辺で迷惑をかけるトラブルもあります。
こうしたことは、業者との連携を密にし、しっかりと打ち合わせをしていくことが一番の対策です。
任せっぱなしにしていると、さらに大きなトラブルになりやすいのは間違いありません。
▼養生をして予防
トラブルで発展させないために、養生は絶対に必要です。
作業現場を足場で囲い、養生シートでホコリや粉塵の予防します。
たったこれだけと思うかもしれませんが、養生シートは音の拡散もすこし予防できる方法です。
予防措置を取ったことを周知させる効果もあります。
トラブルに発展させないためにも、必要な処置なのです。
▼まとめ
解体工事でのトラブルは、事前準備不足が招くケースが多く見られます。
確認しておけば良かったといったことや、挨拶にいっていれば大きな問題にならなかった状況も珍しくありません。
準備や根回し次第で状況が変化するため、施主としてしっかりとした準備をしていきましょう。