解体工事請負契約書は必要か
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2021/04/05
コラム
解体工事を契約する場合は、請負契約書を結びます。
解体工事は壊すだけだから、契約書は必要ない…という方もいるかもしれませんが、契約書がないと合法的に解体することが出来ません。
解体工事請負契約書の必要を解説します。
▼契約を結ぶための請負契約書
日本の商習慣として金銭の負担が生じる二者間の取引の場合、お互いに契約書を結びます。
解体工事の場合には、業者が工事を請け負うため、請負契約書を交わすのが一般的です。
請負契約は、工事の内容ではなく、結果に責任が発生します。
解体するだけではなく、いつまでに工事を完了するのか、そのできあがりを契約するのです。
仕事を依頼する以上、どこで契約が成立したのかも重要で、請負契約書を交わした瞬間が契約締結を意味します。
▼請負契約書に形はない
解体工事には大切な請負契約書ですが、実は形が決められていません。
雛形となるものがありますが、これでなければいけないとは決まっていないのです。
解体工事を請け負う業者によって請負契約書の形も異なるため、主な記載事項をチェックしておく必要があります。
▼チェック事項
工事の発注者から始まり請負者、内容、場所が記されますが、大事なことが次の工期や請負代金・支払方法です。
工期の約束を交わすため、守ってもらわなければいけなくなります。
逆に支払方法も記載することから、自分で他の方法がいいからといっても勝手にできないのです。
履行されなかった場合の条件も書かれるため、ここも確認が必要です。
▼まとめ
解体工事を円滑に終わらせるためにも、お互いの信頼関係を築くためにも、請負契約書は交わさなければいけません。
何かあったときのために、お互いを守るためにも必要となるため、内容はしっかりと確認しておきましょう。